支援事例
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株式会社ガードアイ(横浜市港北区)は、「簡単・明瞭・低価格」をコンセプトに高齢者見守りセンサーをこの10年開発し続けています。
B to C モデル:『ケンコウボタン』で見守り全国展開開始
東京都立川市の「高齢者あんしん見守り支援事業」等で認定された『ケンコウボタン』は、アプリやwi-fi環境は不要で、ボタンを押すだけで簡単に毎日安否確認ができます。操作は簡単で利用者がボタンを「短押し」するか「長押し」するかの違いだけで、見守る方に状況を知らせるメールが届きます。「ヘルスケアIT2022」出展:新たな出会いの好機醸成
2022年に東京ビックサイトで開催された「ヘルスケアIT2022」横浜パビリオンに出展を機に新たな介護施設での導入が決まった他、来場した企業との実証実験につながりました。藤沢社長は、「今回のような共同出展は自社単独で出展するよりも大きなブースで目立つ上、事務出展サポートを受けられることで自分の営業に専念できることがメリット」だと話します。B to B モデル:見守りの「標準化・集約」仕様で開発商品化、本格参入へ
BtoCモデルで培った知見を基に作られた同社の新たな見守り商品「コミュニティー」は、2022年12月からマーケットインの予定です。単身高齢者と接点のある賃貸不動産仲介業者や地域包括支援センター等をターゲットにBtoBでの展開を予定しています。この製品は、実際に見守りを実践している作業を電子回路に置き換えたもので、見守る側の負担軽減を実現しました。工事やネット環境、アプリが必要なく、全国展開を視野に入れた見守り商品です。
こんな中、横浜市の「横浜市セーフティネット住宅見守り補助事業」の機器として登録認定されましたことは大きな 成果です。
見守り市場で新たなコンセプトで開発を続けながら、「人生100年時代の見守り商品を通じて、『いつまでも、元気で、仲良く、心豊かに』を実現する手助けをするためにしたい」 と藤沢社長は事業に邁進しています。展示会場での藤沢社長ご夫妻
■株式会社ガードアイ
〒222-0026
神奈川県横浜市港北区篠原町 2572-1
URL:https://www.guard-i.co.jp/
E-mail:fujisawa@guard-i.net
MedVigilance株式会社は東京工業大学発ベンチャーとして「テクノロジーで健康を楽しむ。」ことをビジョンに掲げ、センサーテクノロジと運動・生体データ解析アルゴリズムを駆使し、目に見える形で健康状況を可視化する機器を開発しています。
非接触型新型コロナウイルス対策機器として、非接触による検温、消毒、受付、打刻が行える「LANTHERMO」や、フィットネスデータやバイタルデータを測定できるデータ駆動型連動スマートウォッチ「LANCEBAND」等を展開しています。
これまで販路拡大を目的として、横浜市やIDEC横浜が出展支援する国内外の展示会に出展し、展示会出展をきっかけとした多くのビジネスマッチングにより、展示会マーケティング、新規顧客の獲得、新たな販路の開拓を行ってきました。
主な出展実績:MEDTEC2022、中国国際博覧会 (2019年、2020年、2021年)、
COMPAMED(2021年、2022年(出展予定))

【LANCEBAND3】
代表の高岸社長は、「2018年から、横浜市より10数回の展示支援を受けました。国内ではMEDTEC、Care Show Japan、ET/IoT等のヘルスケア産業展や、横浜ガジェット祭り、経済局長会議展示会等のイベントや、さらに、海外展示会である中国国際博覧会、ドイツ医療機器展のCOMPAMED等に参加させていただきました。 その結果、販売実績を上げることが出来るようになりました。もっと重要なのは、市場の動向とお客様のニーズをより広く情報収集することです。」と話します。
現在(令和4年10月時点)はデジタルヘルスケア拠点の支援メニューを活用し、既存製品の販売・営業戦略の更なるブラッシュアップを目指しつつ、令和4年11月にドイツで開催される世界最大の医療見本市COMPAMEDへの出展を控えています。

【代表取締役社長 高岸 聡氏】
実証実験を活用した製品改良事例
スタートアップのリスク計測テクノロジーズ(横浜市)は、声を5秒出すだけで、モチベーションを可視化するシステム「Motivel」を提供開始しました。
Motivelを使うと、スマートフォンやパソコンに向かって音声を数秒間発するだけで、モチベーション、バイタリティ、リラクゼーション、プレジャーを表す4指標を0~100で数値化した分析結果が表示されます。乳児が発する意味のない声なども計測可能で、時系列データの分析機能も備わっています。
音声解析エンジンはPST 株式会社(横浜市)が開発した「MIMOSYS」を採用。声帯の不随意反応に着目し、声の周波数の変動パターン等から感情を抽出し、そこから心の状態を表します。
Motivel開発にあたり、「5秒間」という計測時間の妥当性を検証するため、横浜市経済局が所管する「LIP.横浜」の実証実験事業を活用し1,000人から19,000件のデータを収集しました。同社の岡崎社長は「実証実験により、活動意欲、集中力・注意力、ヒヤリハットなどの心の状態について、Motivelが示すデータと相関があることを確認できた。」と話します。
現在、Motivelは、高ストレス環境下におけるリスク管理用途に留まらず、より業務・学習等のパフォーマンスを向上させるモチベーションのモニタリングにも活用が進められています。

■リスク計測テクノロジーズ株式会社
〒231-0062神奈川県横浜市中区桜木町1-101-1 クロスゲート7階
URL:https://rimtech.co.jp/
E-mail:info@rimtech.co.jp
株式会社TAOS研究所はIoTバイタル製品開発と生体ゆらぎによる健康予知技術を得意とする企業です。産学官連携に取り組み、筑波大学看護学部川口教授の指導を仰ぎ、IoT見守り製品開発とゆらぎ解析の融合技術を通して、遠隔看護分野で国の研究開発プロジェクトを実施してきました。
同社が提供する見守りセンサー「AiSleep」は、高齢化が急激に進んでいるなかにおいて、喫緊の社会問題 である老齢化と介護問題を解決すべく、介護業界で高齢者の状態変化と危険を早期に察知する新機能を搭載した見守りIoTモニタです。
AiSleepは、非接触で、ベッドマットの下にセンサーマットを敷くだけで簡単に設置・測定ができます。インターネットを経由して生体データをクラウドに転送し、介護者の異常と変化を即座に関係者へ通報します。
製品開発にあたり、横浜市が実施する「市内介護施設のお困りごと・ニーズ調査」に対し、AiSleepによる解決提案を行い、「LIP.横浜」のネットワークを活用して市内介護施設とのマッチングに至りました。その後、介護現場で実証実験を行い、現場の生の声を反映した製品へと改良しました。

AiSleep
施設側はAiSleepを導入することで、職員は要介護者に適切なタイミングでの訪室や声掛けができ、モバイル情報端末で通知を受けられるなどの対応が可能となり、安全、安心、そして介護業務の負担の軽減や業務効率の改善に伴い省力化が期待できます。
同社の苗社長は、「介護にトータルIoT製品の導入とICT技術を駆使し、介護のDX化を推進していきたい」と語ります。
■株式会社 TAOS研究所
横浜市港北区新横浜2-2-15 パレアナビル801号URL:http://www.itaos.org/
E-mail:info@itaos.org

株式会社TAOS研究所 苗社長